今年の夏は毎週のように千葉県館山市までシュノーケルをしに通いました>* ))))><
全国いろんなビーチでシュノーケルをしていますが、館山は透明度も高くてカラフルなお魚やイカがたくさんいて、関東では一番おすすめです☆
帰り道、千葉県南房総市までちょっと寄り道をして「小松寺(こまつじ)」にお参りしてきました!
青々とした緑豊かな境内がとっても綺麗で、副住職の猫とも触れ合えて、癒されるお寺でした。
可愛い御朱印帳もいただけて、大満足♡
今回は、小松寺をご紹介します♩
小松寺の御朱印帳
小松寺の御朱印帳は十二単を着た女性の可愛いデザイン!
小松寺の御朱印帳は、十二単をきた女性の姿が見開きでデザインされています。
着物の柄も細やかでうっとりするほど美しく、散りばめられた桜や背景の黄金色も雅やか。
飾っておいても綺麗ですね♡
- 志納料…2,200円
小松寺は、他の神社やお寺とコラボしたコラボ御朱印や、吉祥天女など女性のイラスト御朱印も綺麗で有名です!
小松寺の納経所には、漫画家さんのサインがたくさんありました!
小松寺で御朱印と御朱印帳をいただける時間
- 御朱印授与時間:午前9時〜午後4時
小松寺の歴史と御本尊
小松寺の歴史
小松寺は、約1300年前に役小角(えんのおづの)によって小さな庵が建てられたことが始まりです。
役小角は役行者(えんのぎょうじゃ)とも呼ばれ、霊力を身につけるために山で修行を行う「修験道」を開いた人物です。
呪術者で、空を駆け巡ったりと不思議なことを数々やってのけたとか!
その庵を718年にお堂として建て替え「巨松山檀特寺」という寺名に改めました。
(その後、いつ小松寺に改名したかは不明…)
平安時代の前期にはお堂が全焼し、しばらくの間は廃墟同然でしたが、920年に小松民部正壽(こまつみんぶまさかず)によって再建され、薬師如来がご本尊として祀られます。
それ以降、幾度もの火災や衰退の時代を乗り越えて、1855年に現在のお堂が建てられたと言われています。
小松寺の宗派は真言宗智山派です。
元々は天台宗でしたが、中世に真言宗に改宗されました。
小松寺の御本尊とご利益
- 薬師如来(やくしにょらい)
左手に薬壷を持って、右手の薬指を前に突き出して掲げている仏様です。
病気を治す力があり、死後の世界ではなく現世の願いを叶えて人々に安らぎをもたらしてくれます!
小松寺の御本尊は木造の薬師如来像で、平安時代に作られました。
千葉県の木像では最も古く、指定有形文化財にもなっています!
小松寺では60年に一度、ご開帳になります。普段はお目にかかれない秘宝です。
薬師如来像は2018年に小松寺1300年を記念して特別開帳されました。
ということは、次は2078年かもしれない…!?
小松寺ってどんなところ?
仁王門の朱色と苔の緑のコントラストが美しい!
参拝客をまず出迎えてくれるのが、一面に広がる苔のじゅうたん。
歩を進めるたびに、靴の裏からもふっとした柔らかい感触が返ってきます!
上を見上げると紅葉の木が葉を広げていて、どこを見ても緑・緑・緑。
小松寺は紅葉でも有名です。これは秋もものすごく綺麗だろうなと容易に想像できますね!
深呼吸すると、体内の悪いものが出て、綺麗な空気が入ってくる感じがしました。
緑の空間の中に、鮮やかな朱色の仁王門があります。
仁王門の中に立つと、今度は朱色の中で白い塗りが映えて、これも綺麗でした!
仁王門に配置されている一対の金剛力士像にもごあいさつm(_ _)m
門をくぐると、また境内の豊かな緑の世界が広がります!
650年の歴史!指定有形文化財にもなっている鐘楼
1374年に高階吉正という人によって寄進された鐘楼。
約650年も姿を変えずに立っているなんて、すごいですよね!
いろんな人々によって鳴らされ、小松寺を見守ってきたんだろうな〜(*´꒳`*)
鐘には鐘名が332字刻まれているそうです。
今は、保護のために鐘を突くことはありません。
どんな音を鳴らすのか聴いてみたい気持ちもありますが、この鐘がずっと残ってくれればいいなと思います!
副住職の猫たちがお昼寝する和やかな雰囲気の本堂
小松寺の本堂がこちら。
見ることはできませんが、中には御本尊を始めたくさんの仏像が祀られています。
小松寺の周りをウロウロしている、猫の姿が…!
小松寺には2匹の猫がいます♩
しかも人懐っこくて、全然逃げない!むしろすり寄ってきてとっても可愛い子たちです(=^x^=)
この子は「こまつ」
_人人人人_
> 近い <
 ̄Y^Y^Y ̄
全体像が撮れていないんですが、これはズーム写真じゃありませんw
こんなに近くまで寄ってきてくれます♡
この子は副住職の「たま」
撫でると病気が治る!おびんづる様のいる薬師堂
頭を撫でると病気が治ると言われています。
撫でられすぎた頭が黒ずんで、髪の毛のようになっています!w
長年悩んでいる偏頭痛が治るように、ありがたくスリスリさせていただきました。
白山社は縁結びのご利益あり♡険しい斜面は恋の試練!
本堂の横には、縁切り縁結びのご利益がある白山社が祀られています。
白山信仰といえば、
- 菊理媛尊(くくりひめのかみ)
- 伊邪那岐尊(いざなぎのみこと)
- 伊邪那美尊(いざなみのみこと)
を御祭神とする、北陸地方を主とする信仰で、白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)が有名です!
神仏習合の時代は、仏様が神様の姿を借りて現れると信じられていて、仏様と神様は同じものとして信仰されていました。
そのため、お寺にも白山信仰が「白山妙理大権現」という名の十一面観世音菩薩の姿で残っています。
小松寺の白山社は険しい斜面の上にあります。
鳥居の横には「あくまでも修行の道なので足場も悪く滑りやすい、注意!」という看板が。
サンダルの自分の足元に不安を覚えながらも、山育ちだからという謎の自信に後押しされて、いざ登ります!
カメラを斜めに構えているのではありません。
斜面に立ってみると、本当にこんな感じに見えます!道の角度がおかしい!
踏み固められていて草はないものの、木の根がビョーンと出ていたりして、本当にわんぱくな道です。
手すりがわりのロープにつかまりながら、ゆっくり登りましょう。
登りきった先に、白山社のお社があります。
祠に続く紐が伸びていて、これを触って神様とご縁を結びます。
険しい山道も恋の試練と思えばなんのその。下山も気をつけてくださいね!
小松寺の基本情報とアクセス
小松寺の基本情報
- 住所:〒295-0013 千葉県南房総市千倉町大貫1057
- 電話番号:0470-44-2502
- 拝観料:無料
- 駐車場:あり
- 御朱印授与時間:午前9時〜午後4時
- 拝観所要時間:約45分
小松寺へのアクセス
◎お車の場合
富津館山自動車道「富浦IC」下車 約30分
◎電車・バスの場合
JR内房線「千倉」駅からタクシーで約10分
おわりに
緑がとっても綺麗で、猫たちもいて、のんびり和やかな時間が流れる小松寺。
紅葉の時期には夜間のライトアップもあるので、秋のお出かけにぜひ♡
私も、紅葉を観にまたお参りしたいと思います!
御朱印帳も華やかでとっても可愛いので、お参りの際はお手にとってご覧くださいね♩