葛西神社の御朱印帳と御朱印!江戸で流行した葛西囃子発祥の神社【東京】

葛飾区の葛西神社(かさいじんじゃ)では、太鼓や笛が描かれた可愛い御朱印帳がいただけます!

葛西神社は、東京を中心に広く伝承されている郷土芸能・葛西囃子が生まれた神社です。

静かな境内の中に、ゆったりとした時間が流れる癒しの葛西神社。

今回は、そんな葛西神社の御朱印帳や見どころを詳しくご紹介していきます!

 

葛西神社の御朱印と御朱印帳

葛西神社の御朱印

葛西神社の御朱印

葛西神社では、以下の御朱印がいただけます。

  • 通常御朱印(初穂料:500円)
  • 季節の絵柄入り限定御朱印(初穂料:500円、書き置きのみ)

毎月一日の「おついたち」の日には、通常御朱印が金文字になります!

私はちょうど一日に伺ったので、おついたちver御朱印を拝受できました(๑˃̵ᴗ˂̵)♡

 

葛西神社の御朱印帳

葛西神社の御朱印帳

葛西囃子発祥の地である、葛西神社の御朱印帳は、お囃子で用いられる太鼓と笛がデザインされています!

色は通常サイズ2色(黒、桜色)、大判サイズ2色(びわ色、浅葱色)がありました。

葛西神社

  • 初穂料:通常サイズ1,500円、大判サイズ1,700円

同じデザインで、サイズや色が選べるのが嬉しいですね(*´∇`*)

 

葛西神社で御朱印と御朱印帳がいただける時間

葛西神社

葛西神社の御朱印帳や御朱印は、本殿横の授与所でいただけます。

  • 御朱印授与時間:午前9時〜午後5時
合わせて読みたい

東京には可愛いオリジナルの御朱印帳がいただける寺社がたくさんあります。東京東エリアの神社とお寺で、私がこれまでいただいた御朱印帳を一挙にまとめました!歴史に名を残す武将や徳川家にゆかりのある寺社が多い東京東エリア。お[…]

三田春日神社の御朱印帳(東京)

 

葛西神社の御祭神と歴史

葛西神社の御祭神とご利益

葛西神社

葛西神社では以下の3柱を御祭神に祀っています。

  • 経津主尊(ふつぬしのかみ)…刀、武道の神様
  • 日本武尊
  • 徳川家康命

下総国一之宮・香取神宮より、経津主尊の分霊を勧請しました。

経津主尊は、武甕槌神と共に、葦原中国(地上)の譲渡を迫るために、高天原から派遣された神様です。

刀や武道の神様として信仰され、武将から崇敬を受けるほか、剣術道場などにも祀られました。

また徳川家康は生前、葛西神社に伝わる人形神事をご覧になり、葛西神社へ御朱印十石を贈られました。

その縁もあり、徳川家康命を合祀しています。

心願成就、勝負運、厄除け、商売繁盛、家内安全、立身出世

 

葛西神社の歴史

葛西神社

葛西神社の創建は1185年、領主の葛西三郎清重によって、下総国香取神社より勧請されました。

上葛西、下葛西三十三郷の鎮守神として、近隣住民からも厚く崇敬され、徳川家康からも手厚い待遇を受けました。

江戸時代中期には、東日本のお囃子の起源となった葛西囃子が起こり、関東へ広がっていきました。

江戸時代後期の俳人・小林一茶は、葛西神社のお祭りに訪れ、「草花に 汁鍋けふる 祭かな」の句を残しています。

 

葛西神社ってどんなところ?

関東周辺のお囃子の源流となった葛西囃子発祥の地

葛西神社

葛西囃子は、江戸時代中期の享保年間に起こりました。

葛西神社の神官・能勢環(のせたまき)が、神様に献ずるために和歌に音律を付けて奏でたのが始まりと伝わっています。

葛西囃子は、文化的な社会施策として推奨され、若者を中心に流行していきます。

江戸時代末期になると、葛西囃子は武家や御家人の間でも盛んになり、「御家人囃子」とも呼ばれました。

祭礼の日でなくとも、どこかの屋敷から葛西囃子の音色が聞こえてくるくらい、流行したそうです!

葛西神社

昭和28年には、葛西囃子が都の無形文化財に指定されました。

現在は、葛西神社の例大祭や、11月に開かれる酉の市で江戸時代から伝わる葛西囃子を聞くことができます。

 

伐採されても復活を遂げた弥栄銀杏には子宝のご利益が!

葛西神社

葛西神社の一の鳥居をくぐると、弥栄銀杏(いやさかいちょう)が立っています。

この銀杏の木は、明治初期までは明神の森の大銀杏として有名な巨木でしたが、度々の水害に見舞われ、水害対策のために伐採されてしまいました。

しかしその後、自力で芽を出し、現在の姿にまで成長しました!

このことから、「弥栄銀杏」や「曾孫生え銀杏」と呼ばれています。

強い生命力を持つ弥栄銀杏は、子宝や生命力、長寿、子孫繁栄のご利益があります!

 

江戸時代中期から残る、葛飾区最古の鳥居

葛西神社

(画像引用:葛西神社 公式HP

葛西神社の境内の端には、1763年建立の、葛飾区最古の鳥居が保存されています。

この鳥居は、元は付近の旧道に建てられていましたが、葛西神社に移されました。

上の笠木が反り返っているのが特徴の、明神鳥居です。

鳥居の周りには、1760年に造られた狛犬や、1758年造の灯籠も残されています。

江戸時代の葛西神社を見てきた鳥居や狛犬を前にすると、その頃の葛西神社の様子への想像が膨らみます(๑>◡<๑)

 

出世・金運のご利益がある金町弁天の撫蛇様

葛西神社

葛西神社には、市杵島姫神を祀る厳島神社もあります。

通称「金町弁天様」は、昔、平家の一族が東国に移り住んだ際、氏神として現在の埼玉県八潮市に祀られていました。

後に八潮市の住民が、葛西神社のある金町に移り、弁天様も遷されました。

金町弁天に祀られている尊像は、江ノ島神社の尊像を模して作られた謹刻と伝わっています。

撫蛇様を撫でると、出世・金運・芸能・良縁のご利益が得られます!

綺麗にとぐろを巻いた撫蛇様が、ソフトクリームみたいで可愛いです♡

葛西神社へお参りの際は、撫蛇様を撫でて、ご利益をいただきましょう♩

 

葛西神社の基本情報とアクセス

葛西神社

葛西神社の基本情報

  • 住所:〒125-0041 東京都葛飾区東金町6-10-5
  • 電話番号:03-3607-4560
  • 拝観料:無料
  • 駐車場:あり
  • 御朱印授与時間:午前9時〜午後5時
  • 拝観所要時間:約30分

 

葛西神社へのアクセス

◎お車の場合

東京外環自動車道「松戸IC」下車 約6分

◎電車・バスの場合

JR常磐線・京成線「金町」駅から徒歩約10分

 

おわりに

葛西神社

葛西囃子発祥の地・葛西神社の御朱印帳や見どころをご紹介しました!

近くに江戸川が流れ、境内には巨木が立ち並ぶ自然豊かな葛西神社では、時の流れが一際ゆっくり流れるようでした。

古くから残る文化や建造物もあり、江戸時代の様子を感じられる素敵な神社です(*´◒`*)

東京周辺にお住まいの方や、東京観光にいらした方は、ぜひお参りください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

葛西神社MV
最新情報をチェックしよう!