奈良県天理市にある「石上神宮(いそのかみじんぐう)」にお参りしました!
石上神宮は日本で最も古い神社の一つで、境内からは古墳時代の勾玉や銅鏡、『日本書紀』に登場する七支刀など、数々の宝物が発見され、歴史のロマンに満ちた神社です。
そして、境内にいるだけで自然と気持ちが引き締まる、力強いパワースポットでした!
石上神宮の御朱印や御朱印帳、見どころをご紹介していきます٩( ᐛ )و
石上神宮の御朱印と御朱印帳
石上神宮の御朱印
石上神宮では、社名に印のシンプルな御朱印がいただけます!
他に、「石上神宮」の部分が七支刀のイラストになっているパターンの御朱印もあります。
- 初穂料:各300円
石上神宮の御朱印帳
石上神宮では、若草色が古風な雰囲気のデザインの御朱印帳がいただけます。
石上神宮の文字を囲う甕(かめ)は、石上神宮に伝わる「厳甕(いつべ)」で、この甕でお神酒を醸造したそうです!
- 初穂料:1,500円
石上神宮で御朱印と御朱印帳がいただける時間
石上神宮では楼門横のこちらの授与所で、御朱印や御朱印帳がいただけます。
- 御朱印授与時間:午前5時30分〜午後5時30分
奈良県の神社やお寺で、私がこれまでいただいた御朱印帳をご紹介します!奈良県は約1200年前に都が置かれていただけあって、歴史の古い寺社がたくさんあります。1箇所、1箇所、ゆっくり時間をかけて隅々まで見て回っていただきたい場所[…]
石上神宮の歴史と御祭神
石上神宮の歴史
石上神宮は、正確な創建時期は不明ですが歴史はかなり古く、6世紀前半に書かれた『古事記』や『日本書紀』にはもう名前が載るほど大きな神社でした。
日本の初代天皇・神武天皇の時代から天皇家に支えていた物部氏の総氏神でもあり、紀元前から建っていると思われます。
物部氏は、朝廷の武器を管理する役割を任せられていて、3世紀には石上神宮は大和政権の武器庫にもなっていました!
石上神宮の御祭神と御利益
石上神宮では、宝物に宿る神霊を御祭神として祀っています!
- 布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)…神剣「韴霊(ふつのみたま)」に宿る神霊
- 布留御魂大神(ふるのみたまのおおかみ)…「十種瑞宝(あまつしるしとくさのみづのたから)」に宿る神霊 ※鏡2点、剣1点、勾玉4点、比礼3点の計10点
- 布都斯魂大神(ふつしみたまのおおかみ)…素盞嗚尊が八岐大蛇を倒した剣「天十握剣(あめのとつかのつるぎ)」に宿る神霊
伝説のアイテムそのものを神様として祀る神社は、日本では珍しいのではないでしょうか!
御祭神に神剣があるので、日本創成期における武士の先駆けとも言われる物部氏が、石上神宮に武器を預けておくのも理解できる気がします。
神様のパワーを武器に宿して、勝利を手にしたいという気持ちだったのかもしれません。
石上神宮には大正2年まで本殿がなく、ご神体の神剣は禁足地と呼ばれる神域の中央に埋まっていると伝えられていました。
禁足地のためむやみに立ち入ることは許されず、本当にご神体が埋まっているのかも定かではありませんでしたが、明治7年に禁足地の発掘調査を行うと、本当にご神体の剣が出てきました!
禁足地からは、他にも古墳時代の勾玉や矢じり、装飾品や銅鏡などが出土しています。
約2000年も前、ここには本当に人が住んでいて文明を築いていたんだな〜!と歴史のロマンに心が踊ります。
石上神宮ってどんなところ?
鎌倉時代創建!重要文化財の色鮮やかな楼門がお出迎え
見てください、この立派な楼門。
茅葺き屋根に苔が生えているのも、古さを感じさせてとっても良きです!
この楼門は鎌倉時代1318年の創建で、国の重要文化財に指定されています。
元は鐘楼門で、上部に鐘が吊るされていたそうですが、明治の神仏分離令の際に売却したそうです。
確かに、鐘はお寺のイメージがありますね!
写真で見るよりも体感はもっと大きくて、圧倒的な威圧感というか、存在感があります。
ここから先のパワーはもっとすごいぞ!っていう感じ。
ここまで大きな楼門がある神社はなかなかないので、石上神宮の栄華が感じられます。
平安時代に天皇から寄進された、日本最古の拝殿
第72代天皇の白河天皇は、石上神宮を特に厚く崇敬していました。
石上神宮の拝殿は、1081年に白河天皇が寄進したもので、日本最古の拝殿として国宝に指定されています。
この拝殿は、元は宮中の神嘉殿(国津神・天津神を祀り、その年の穀物を捧げる祭祀などを行う建物)だったそうです。
1000年前の天皇がこの建物と向き合っていたなんて、現実の話とは思えないほど夢があります!
石上神宮は、歴御祭神はもちろんですが、2000年以上の歴史と神社や宝物に残る逸話の数々がパワーを増強していて、気持ちを高ぶらせてくれる気がします(*´◒`*)
歴史好き、読書好きの方にはたまらない神社だと思います♡
楼門と拝殿のあるエリアからは、かつて石上神宮を参拝した何万、何億という人々の、強い思いが凝縮したようなパワーを感じられます!
私は霊感とか全然ありませんが、決して嫌な感じではないです!
石上神宮の人気者!神様の使いのニワトリに癒される!
石上神宮では、ニワトリが神様の使いとして境内で大切に飼育されています。
ニワトリは古事記の中でも神様の使いとして登場し、朝の時を告げる鳥として親しまれていました。
石上神宮には約30羽のニワトリがいて、日中は放し飼いで境内をちょこちょこ歩き回ってはいろんなものをついばんでいるそうです!
が、私が伺った時は閉門ギリギリだったので、ケージに入っていました。
メジャーな白い子だけじゃなく、天然記念物の長鳴鶏や烏骨鶏までいました!
バッサバッサと羽をばたつかせながら、元気よくケージの中を闊歩していました。
石上神宮を参拝された際は、ぜひニワトリに神様へのメッセージを託してみてくださいね♩
石上神宮の基本情報とアクセス
石上神宮の基本情報
- 住所:〒632-0014 奈良県天理市布留町384
- 電話番号:0743-62-0900
- 拝観料:無料
- 駐車場:あり
- 御朱印受付時間:午前5時30分〜午後5時30分
- 拝観所要時間:約45分
石上神宮へのアクセス
◎お車の場合
名阪国道「天理東IC」下車 約20分
◎電車・バスの場合
近鉄京都線「天理」駅から徒歩約30分またはタクシー約10分
おわりに
日本最古の神社と言われる石上神宮は、その歴史の長さに裏打ちされた、歴史の重みとも言えるパワーを感じる場所でした!
昔の人が、国を良くしたいと思っていた気持ちがそのままここに残されているような。
自分の人生も、前向きに頑張っていこう!と背中を押してくれるような素敵な神社です。
御朱印帳も、珍しい柄の古風なデザインで可愛いので、ぜひお納めください!
最後までお読みいただきありがとうございました(^人^)