関東に住んでいると、なんとなく耳にしたことがある「三嶋大社(みしまたいしゃ)」という名前。
私のように地方から上京してきて、こっちの地名に馴染みがない人たちは、口を揃えてこう言います。
「三嶋大社ってどこにあるの?」
伊豆国の一宮と言ったら、静岡の飛び出ているあたりかな〜とイメージができるのではないでしょうか!
恵比寿様を祀る三嶋大社は、商売繁盛のご利益があると有名で、おめでたいハッピーオーラが感じられるパワースポットでした٩(^‿^)۶
今回はそんな三嶋大社のレポをお送りします!
三嶋大社の歴史とご祭神
三島大社の歴史
江戸と京を繋ぐ東海道に面している三嶋大社は、伊豆の玄関口として、昔からたくさんの人に親しまれてきました。
伊豆は温泉地としても有名なので、旅行がてら立ち寄るにもちょうど良く、境内は平日休日問わず、いつもたくさんの人で賑わっています。
今回もひよっこドライバーの私の運転で向かいました!
免許取りたて2週間の私は、バック駐車が絶望的にヘタクソ。
旦那氏の中古高級車に燦然と輝く初心者マークを見た駐車場案内係さんがすぐさま駆け寄ってきて、全身フルアクションで誘導してくれました。優しい。
そして「俺も〇〇に乗ってるけど、この車でよく運転してきたもんだ!」と、さらっと超高級車の名前を口にして、爽やかに去っていきました。
この人、金持ちか!そして優しい!
そして金持ちか!
三嶋大社のパワー、これはなかなか期待できそうです。
ちなみに参拝者専用駐車場は普通車なら55台、1時間200円で停められます。
三嶋大社はいつからそこにあるかわからないくらい、歴史は古いです。
奈良時代の記録にはすでに三嶋大社の名前があり、鎌倉時代には源頼朝にも厚く信仰されていました。
三嶋大社の御祭神とご利益
三嶋大社のご祭神は
- 大山祇命(おおやまつみのみこと)
- 積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)
で、2柱合わせて「三島大明神」と呼ばれています。
事代主神はいわゆる恵比寿様!
そのため、三嶋大社は商売繁盛のご利益で有名です!
境内は、ほがらかで堂々として頼り甲斐があるような、大きくてポジティブなパワーに満ちた感じがします(*’▽’*)
商売繁盛でもなんでも叶えてやっぞ〜!みたいな感じ!
三嶋大社ってどんなところ?
三嶋大社の境内は広々!源頼朝ゆかりの神地も
正面の鳥居の後ろには、広々とした開放感のある参道が続きます。
(photo ACより、桜の時期の神池)
参道の両脇には厳島神社が浮かぶ神池があり、源頼朝は殺生に対する償いの意味を込めた放生会のため、この神池に魚を放ったそうです!鯉かな!
厳島神社は修繕中でわかりやすい写真が撮れませんでした°(゜^o^゜)°。
神池を抜けると、立派な総門が現れます!
この、しめ縄は400kgもあるらしいです。
スリムに見えるけど意外と重いんだなー!(゚д゚)
出雲大社の大しめ縄とか、いったい何kgあるんだろう…
総門をくぐると、次は神門!
神門には、細かな彫刻が施されています。
360°どの角度から見ても見事な彫刻!
樹齢1200年!日本一の金木犀
神門をくぐると右手に天然記念物の金木犀があります。
この金木犀はなんと樹齢1200年!!!ええ!!!
樹齢1000年越えの木って、もっとどっしりどーんダンディおじいさんのようなイメージがありましたが、この金木犀はひょろっと美しく若々しくて驚きます。
さらに、この金木犀は日本一大きな金木犀と言われています!
たしかに、私の背丈と同じくらいの小綺麗にカットされた金木犀しか見たことなかったかも。
毎年2回、9月と2月に満開を迎え、香りは二里先まで届くとか。
三島の街中が金木犀の香りになるのかな!咲いたらまた行って確かめてみたいです(╹◡╹)♡
1200年もここで花を咲かせて人々を笑顔にし続けたこの金木犀からは、1200年分のハッピーなパワーを感じるようでした!
必見!3つの日本神話をモチーフにした拝殿の彫刻
そして、ようやく拝殿!
拝殿でぜひじっくり見てほしいのが彫刻です。
三嶋大社拝殿の彫刻は3つの伝説がモチーフになっています!
- 正面は天岩戸伝説
- 右面は吉備真備の囲碁伝説
(囲碁名人と、囲碁初心者の真備との囲碁勝負。負ければ真備は殺されることになっていたが、阿部仲麻呂の零に助けられ勝利する)
- 左面は源頼政 鵺退治の伝説
どれも、絵本の挿絵のようにわかりやすくて可愛いので、お参りを済ませて回れ右!じゃなく、前から横から拝殿をじっくり眺めてみてくださいね!
御朱印はこちらの客殿でいただけます!
幸い、混んでいなかったので、5分とかからず御朱印をいただけました!
うなぎ!コロッケ!三嶋大社周辺のお手頃グルメ
コスパ最強!400円の「うな丼丸」がうますぎた
三嶋大社グルメで有名なのが「うなぎ」です♥
うなぎ食べる!うなぎ食べる!とテンションブチアゲだった私ですが、朝食とおやつ食べすぎ問題で、三嶋大社の参拝を終えた2時頃でもお腹がすかない…( ‘×’ )
おまけに、三嶋大社の真ん前にあってうなぎで有名な「すみの坊」さんは5組ほどの待機列。
諦めるか、でもうなぎ食べたい、でもちょびっとでいいんだよな〜と財布とお腹との討論が激化を極めていたとき。
見つけてしまいました。
400円でちょこっと食べられる、うまいうなぎを!
すみの坊の向かいにある「山本食品 門前茶屋 門前せせらぎ店」のイートインスペースでは、うなぎ串がご飯に乗ったうな丼丸がなんと400円でいただけます!
うなぎ串1本、ごはん150gで400円
うなぎ串2本だと700円という、圧倒的お手軽さ。
なのにうなぎはふっくら香ばしくて、タレも甘々で、もはやごはんがスイーツ( ◜௰◝ )
ちょうどいい量で名物うなぎを堪能できて、しかも安くて美味しい!
うなぎ食べたいけどそんなお腹すいてない〜、な時におすすめです!
「みしまコロッケ」は優しい母ちゃんの味がした
先ほどの「山本食品 門前茶屋 門前せせらぎ店」でうな丼丸と一緒に、みしまコロッケもいただきました!
三嶋大社周辺の飲食店では、かなりの確率でみしまコロッケのぼりを目にします。
のぼりを10本くらい素通りすると、みしまコロッケ食べないと死ぬかもしれない病になります。
みなさん、気をつけて!!!
ということで、みしまコロッケ(150円くらいだったかな)もいただきました。
見た目は普通のコロッケ。
コンビニで売っているような、小判型の可愛いサイズのコロッケです!
具はじゃがいもオンリーという潔さ!
三島特産のメークイン100%の優しい味わいのコロッケです。
中身はこんな感じ!
ほんのりじゃがいもの甘みと、衣のカリッとした食感と香ばしさを感じます。
そのままでも素材の味が生きて美味しい!けれど、ぜひ塩をパラッとかけて食べていただきたい。
塩を振ると、いも、甘い…!!!!!
じゃがいもってこんなに甘いの!?ってくらい、おいもの味が際立ちます。
思わず「母ちゃん…」と呟いてしまうほどの優しさ。
夢を追って都会に出て来て以来、家庭の味に飢えている若者たちに食べてもらいたい、みしまコロッケでした。
三嶋大社の基本情報とアクセス
三嶋大社の基本情報
- 住所:〒411-0035 静岡県三島市大宮町2-1-5
- 電話番号:055-975-0172
- 拝観時間:24時間いつでも自由参拝
- 拝観料:無料
- 御朱印受付時間:午前8時30分〜午後5時
- 拝観所要時間:約1時間
三嶋大社へのアクセス
◎お車の場合
東名高速道「沼津IC」下車 約20分
◎電車・バスの場合
JR東海道線 「三島駅」から徒歩15分
伊豆箱根鉄道「三島田町駅」から徒歩7分
おわりに
はるか昔から、武将をはじめ、人々に大切にされてきた三嶋大社。
優しくてあたたかな、明るい雰囲気が満ちてちて、行くだけで不思議と前向きな気分になれる素敵なパワースポットでした!
東京から2時間くらいで行けて、門前で美味しいグルメも堪能できるのも魅力♡
都会の荒波に揉まれて疲弊、パァっと明るい気分になりたいなと思ったら、三嶋大社へ日帰りトリップなんていかがでしょうか!