横浜の本牧神社(ほんもくじんじゃ)には、おしゃれで可愛い御朱印帳があると聞き、早速行ってみました!
閑静な住宅街の中の大きな公園に面した一角に佇む本牧神社は、実はいろんな苦労を乗り越えて、地元の人々と共に歩んできた神社です。
厄除けパワーが絶大で、お馬流しという厄除け行事も有名なんだとか!
本牧神社はどんな神社なのか、境内の様子と御朱印帳をご紹介します( ◡̈)ง✩
オシャレで可愛い本牧神社の御朱印帳
本牧神社の御朱印帳
お馬流しをモチーフにしたマークと、船舶信号旗で「人生の安航を願う」という意味が込められているそうです。
マリンな色づかいが可愛いし、モノグラム風でおしゃれな手帳のよう。
パッと見、御朱印帳だってわからない!
他の人とかぶらない、珍しいデザインの御朱印帳をお求めの方に、とってもおすすめの一冊です(⌒▽⌒)
こちらの御朱印帳の初穂料は1500円です。
本牧神社で御朱印と御朱印帳がいただける時間
- 御朱印授与時間:午前9時〜午後5時
本牧神社の歴史とご祭神
本牧神社の歴史
本牧神社は平安時代にはすでに社殿があり、1192年には源頼朝から鎌倉幕府の鬼門を守護する神社として認められたといいます。
元々は本牧岬の先端にあり、鳥居の足元に波が打ち寄せる美しい神社として、徳川家をはじめとする武家や庶民からも慕われてきました。
本牧岬は1967年に埋め立てられ、本牧地区は今は内陸地になっています。
さらに、第二次世界大戦終戦後は本牧地区が米軍に強制接収され、本牧神社は平成5年まで本牧二丁目へ仮遷座をしていました。
米軍から土地を返還される際に区画整備が行われ、本牧神社は現在の場所に落ちつくことになったそうです。
困難な時でも、神様と地域の人たちが寄り添い、苦労を重ねて、ようやく腰を落ち着けることができたんですね。よかった!これから数百年と、ここで横浜の人と街を見守っていくんでしょうね( ˘ω˘ )
現在、本牧神社は住宅地の中、大きな公園に面した場所に静かに建っています。
こちらが、本牧神社正面にある新本牧公園の様子。
大きな木が涼しげな日陰を作っていて、ピクニックやボール遊びもできそう!
お散歩にぴったりの気持ちのいい公園です_(┐「ε:)_
本牧神社の御祭神とご利益
【主祭神】
- 大日靈女命(おおひるめのみこと) …天照大御神の別称
【相殿神】
- 建速須佐能男命(たけはやすさのおのみこと)
- 木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
- 大山咋命(おおやまくいのみこと)
- 八王子大神(はちおうじおおかみ)
八王子大神は、もともと本牧神社の近くにあった別の神社だったのが、明治42年の合祀令で本牧神社に合祀されることになったそうです。
本牧神社ってどんなところ?
広々として気持ちいい!本牧神社境内の様子
本牧神社の狛犬は、でっぷりとして可愛いフォルム!
腕がたくましい…ᕦ(ò_óˇ)ᕤ
拝殿は黒塗りの扉がかっこいい!
注連縄も大きくて立派です。
中からご祈祷の声が聞こえてきて、凛とした気持ちになりました。
本牧神社のお馬流しとは?
本牧神社でよく目にするのが「お馬流し」という文字。
本牧神社オリジナルの、お馬さまみくじまでありました!
お馬流しは、地域の厄除けのために行われる本牧神社の神事だそうです!約450年前の室町時代から行われていて、神奈川の無形民俗文化財にもなっています。
どんなお祭りかというと、茅(かや)で作ったお馬さまに地域の厄災を託して、海の沖数キロのところに流します。
海に流したお馬さまと厄災が、波に乗ってまた戻ってきてはいけないので、お馬流しは潮の干満の様子を考慮して8月第一・第二土日のどちらかに行われます。
お馬さまは体長約1mほどで、頭が馬・体が亀という、ポケモンでいうとラプラスみたいな形です!
昔、本牧には6つの村があり本牧六ヶ村といったため、6体のお馬さまが、なんと一人の氏子さんの手によって作られます。
お馬流し1日目は、氏子さんの家から本牧神社までお馬さまを迎える「お馬迎え式」。
お馬流し2日目は、「お馬送り式」で、本牧神社から海まで地域の厄災を拾い集めながら向かいます。
厄災とお供えものを乗せたお馬さまは、木造の祭礼船に乗せられ、本牧漁港から海へと向かい、沖へ流されます。お馬さまを海に流してからは、厄災から一刻も早く逃れるため、祭礼船は全力漕ぎで港へ戻るそうです。
後ほどご紹介する、本牧神社の御朱印帳もお馬流しモチーフになっていますよ〜!
本牧神社には末社が多数!祀られている神様は?
本牧神社には、さらに六社の末社が祀られています。
明治後期に、中小神社を地域の大きな神社に統合する「神社合祀令」が進められ、近隣に祀られていた六社が本牧神社にお引越し、合祀されることになりました。
本牧神社の末社として境内に祀られているのはこちらの四社。
1.宇氣の稲荷社
- ご祭神…宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
2.熊野速玉社
- ご祭神…熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)、熊野夫須美大神(くまのむすびのおおかみ)
この石碑は、ゆず・北川悠仁さん奉納でした!横浜は、いたるところでゆずの地元愛の証を目にします!
熊野速玉社の隣にある榎木は、「縁の木」と言われていて、右回り3周で縁結び・左回り3周で縁切りのご利益があるそうです!
熊野速玉社の絵馬はミニマムサイズで可愛いですよ〜!
お守りと絵馬がセットになっていて、お願い事を絵馬に書いて奉納し、お守りは持ち帰ります。
小さすぎて絵馬に願いが書ききれない(笑)
ミニ絵馬とお守りのセットは授与所で1000円でいただけます!
3.本牧水天宮(左)…子授け・安産の神様
4.本牧天神社(右)…学業成就、芸能の神様
水天宮と天神様も祀られているので、妊婦さんや受験生も心強いですね!
以下の二社は相殿末社として、本牧神社の御本殿に祀られています。
5.若宮八幡宮…勝運の神様
6.阿夫利神社…大漁、航海安全の神様
本牧神社の基本情報とアクセス
本牧神社の基本情報
- 住所:〒231-0827 神奈川県横浜市中区本牧和田19
- 電話番号:045-621-7611
- 拝観時間:24時間いつでも自由参拝
- 拝観料:無料
- 駐車場:あり
- 御朱印受付時間:午前9時〜午後5時
- 拝観所要時間:約30分
本牧神社へのアクセス
車の場合
首都高速湾岸線「本牧埠頭」下車 約7分
首都高速神奈川3号狩場線「新山下」下車 約10分
電車・バスの場合
JR根岸線「根岸駅」より 横浜市営バス「三の谷」下車 徒歩3分
みなとみらい線「元町中華街駅」より 横浜市営バス「三の谷」下車 徒歩3分
おわりに
800年も前から、地域の人と寄り添い、横浜を見守り続けてきた本牧神社をご紹介しました。
御朱印帳も本牧神社ならではのデザインで、ぜひ手にとっていただきたい一冊です。
広々とした本牧神社は、お天気がいい日には御祭神・大日靈女命のパワーも増して、特に気持ちがいいですよ!
ぜひ、横浜散策がてら、本牧神社へお参りに行ってみてください!